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古今著聞集 管絃歌舞第七
242 康保三年十月七日舞御覧ありけるに小野宮右大臣童にておはしけるが・・・
校訂本文
康保三年十月七日、舞御覧1)ありけるに、小野宮右大臣2)、童にておはしけるが、天冠をして納蘇利(なそり)をつかうまつり給ひけり。
舞ひ終りて、御倚子(ごいし)のもとに召して、御衵(あこめ)を賜はせければ、左大臣(清慎公)3)、かしこまり悦び給ひて、立ちて舞ひ給ひけり。拝舞はな かりけり。ゆゑありけるにや。
翻刻
康保三年十月七日舞御覧ありけるに小野宮右大臣童 にておはしけるか天冠をして納蘇利を仕まつり給けり 舞おはりて御倚子のもとにめして御衵をたまはせけれは 左大臣(清慎公)かしこまり悦給てたちて舞給けり拝舞はな かりけりゆへありけるにや/s162r
text/chomonju/s_chomonju242.txt · 最終更新: 2020/03/27 10:53 by Satoshi Nakagawa