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古今著聞集 管絃歌舞第七
236 同じき七年三月二十六日踏歌後宴の負けわざ次第のことども果てて御遊ありけり・・・
校訂本文
同じき1)七年三月二十六日、踏歌後宴(たふかごえん)の負けわざ、次第のことども果てて、御遊ありけり。敦忠2)、笛を吹き、義方3)、和琴を弾じけり。時々御酒(みき)参りて、弾正親王4)、笙を吹く。重明親王5)、笛を吹き給ひけり。また、勅によりて和琴をも弾じ給ひけり。右中弁希世朝臣6)・左中弁淑光朝臣7)立ち舞ひ侍りけり。
翻刻
同七年三月廿六日踏歌後宴のまけわさ次第の事とも はてて御遊ありけり敦忠笛をふき義方和琴を弾 けり時々みきまいりて弾正親王笙をふく重明親王笛 をふきたまひけり又勅によりて和琴をも弾し給けり 右中弁希世朝臣左中弁淑光朝臣たち舞侍けり/s160l
text/chomonju/s_chomonju236.txt · 最終更新: 2020/03/22 23:04 by Satoshi Nakagawa