内容へ移動
やたがらすナビ
ユーザ用ツール
ログイン
サイト用ツール
検索
ツール
文書の表示
以前のリビジョン
バックリンク
最近の変更
メディアマネージャー
サイトマップ
ログイン
>
最近の変更
メディアマネージャー
サイトマップ
現在位置:
やたがらすナビ
»
やたナビTEXT
»
宮内庁書陵部本『古今著聞集』:橘成季
»
192 別当惟方卿は二条院の御傅にて世に重く聞こえけるが・・・
text:chomonju:s_chomonju192
この文書は読取専用です。文書のソースを閲覧することは可能ですが、変更はできません。もし変更したい場合は管理者に連絡してください。
[[index.html|古今著聞集]] 和歌第六 ====== 192 別当惟方卿は二条院の御傅にて世に重く聞こえけるが・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 別当惟方卿((藤原惟方))は二条院((二条天皇))の御傅(めのと)にて、世に重く聞こえけるが、悪(あ)しく振舞ひけるによりて、後白河院((後白河法皇))御憤り深かりければ、出家して配所へおもむかれけり((「おもむかれけり」は底本「おもひかれけり」。諸本により訂正))。 その後、同じく流されし人々、許されけれども、身一人はなほ浮(うか)みがたきよしを伝へ聞きて、 この瀬にも沈むと聞けば涙川流れしよりも濡るる袖かな と詠みて、故郷へ送られたりけるを、法皇伝へ聞こし召して、御心や弱りけむ、さしも罪深く思し召しけるに、この歌によりて召し返されけるとかや。 ===== 翻刻 ===== 別当惟方卿は二条院の御めのとにて世におもくきこえける かあしく振舞けるによりて後白川院御いきとをり/s140r 深かりけれは出家して配所へおもひかれけり其後おなしく なかされし人々ゆるされけれとも身ひとりは猶うかみかた きよしをつたへきて この瀬にもしつむときけは涙川流しよりもぬるる袖哉 とよみて故郷へをくられたりけるを法皇伝きこしめして 御心やよはりけむさしも罪ふかくおほしめしけるにこの哥 によりてめしかへされけるとかや/s140l http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/140
text/chomonju/s_chomonju192.txt
· 最終更新: 2020/03/12 15:08 by
Satoshi Nakagawa
ページ用ツール
文書の表示
以前のリビジョン
バックリンク
文書の先頭へ