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text:chomonju:s_chomonju186

古今著聞集 和歌第六

186 ある人の家に入りて物乞ひける法師に女の琴弾きて居たるが・・・

校訂本文

ある人の家に入りて物乞ひける法師に、女の琴弾きて居たるが、「この音(ね)を今日の布施にて帰りね」と言ひければ、詠める、

  ことといはば主(あるじ)ながらも得てしがなねは知らねどもひき心みん

「この乞者(こつしや)は三形(みかた)の沙弥なり」と、ある人言ひけり。

翻刻

或人の家に入て物こひける法師に女の琴引て居たるか此
ねをけふの布施にて帰りねといひけれはよめる
 ことといははあるしなからもえてしかなねはしらねともひき心みん/s137r
此乞者は三形の沙弥なりと或人いひけり/s137l

http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/137



text/chomonju/s_chomonju186.txt · 最終更新: 2020/03/11 12:43 by Satoshi Nakagawa