text:chomonju:s_chomonju128
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text:chomonju:s_chomonju128 [2020/02/15 15:59] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:chomonju:s_chomonju128 [2020/02/15 18:35] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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あまりにすみて侍りければ、有安((中原有安))が座の末にありけるに、入道、朗詠すべきよしを勧めければ、「第一第二弦索々(第一第二の弦は索々)」といふ句を詠じたりけり。この心、自然にこの題に寄り来たりけるにや、敦周朝臣、やがて作り出だしたりけり。 | あまりにすみて侍りければ、有安((中原有安))が座の末にありけるに、入道、朗詠すべきよしを勧めければ、「第一第二弦索々(第一第二の弦は索々)」といふ句を詠じたりけり。この心、自然にこの題に寄り来たりけるにや、敦周朝臣、やがて作り出だしたりけり。 | ||
- | 竜吟水暗両三曲 竜は水暗に吟ず両三の曲 | + | 竜吟水暗両三曲 竜は水暗に吟ず両三の曲 |
- | 鶴唳霜寒第四声 鶴は霜寒に唳く第四の声 | + | 鶴唳霜寒第四声 鶴は霜寒に唳く第四の声 |
と作りたりける。ことにその興ありて、人々感歎しけり。かの朗詠の心、いと相違なきにや。 | と作りたりける。ことにその興ありて、人々感歎しけり。かの朗詠の心、いと相違なきにや。 |
text/chomonju/s_chomonju128.txt · 最終更新: 2020/02/15 18:35 by Satoshi Nakagawa