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rhizome:音便

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rhizome:音便 [2014/04/07 14:35] Satoshi Nakagawarhizome:音便 [2014/04/19 02:38] Satoshi Nakagawa
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 おんびん おんびん
  
-国語学用語。音韻の脱落、同化、交替などのこと。イ音便、ウ音便、撥音便(はつおんびん・「ン」になる)、促音便(そくおんびん・「ッ」になる)の四種類がある。+===== 定義 ===== 
 + 
 +国語学用語。[[音韻]]の脱落、同化、交替などのこと。イ音便、ウ音便、撥音便(はつおんびん・「ン」になる)、促音便(そくおんびん・「ッ」になる)の四種類がある。 
 + 
 +[[本居宣長]]が『[[漢字三音考]]』で「音便ノ事」として初めて体系的に記述した。ただし、宣長の説は現在とは違い、ハ行半濁音も音便に含めている。 
 + 
 +===== 種類 ===== 
 + 
 +==== イ音便 ==== 
 + 
 +キ・ギ・シ・リなどから生じる。 
 + 
 +現代語ではカ行五段活用動詞の連用形が、「て」「た」「たり」に続くときにイ音便になる。ただし、「行く」は促音便になる。 
 + 
 +書**き**て → 書**い**て 
 + 
 +また、現代語の形容詞は、「○○き」のイ音便が定着したもの。 
 + 
 +赤**き** → 赤**い** 
 + 
 +==== ウ音便 ==== 
 + 
 +ク・グ・ヒ・ビ・ミ・ヰなどから生じる。 
 + 
 +古語では、ハ行・バ行・マ行四段活用動詞の連用形が「て」「たり」に続くときにウ音便になることが多い。現代語では方言でのみ行われる。 
 + 
 +==== 撥音便 ==== 
 + 
 + 
 +==== 促音便 ==== 
  
-国語学上の用語として規定したのは[[本居宣長]]。 
  
 【参考サイト】 【参考サイト】
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 {{tag>用語 文法 音韻 国語学}} {{tag>用語 文法 音韻 国語学}}
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rhizome/音便.txt · 最終更新: 2014/04/19 02:40 by Satoshi Nakagawa