rhizome:草書
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草書
そうしょ
漢字の書体の一つ。楷書・行書と同じく、隷書を早書きしたところから発生した書体だが、一部篆書に由来するものもある。
漢代初めから使われ始めたと考えられ、隷書から草書への過程にあるものを草隷、章草という。
一字一字を独立して書く独草体が初めに行われ、王羲之以降、二字以上連続させて書く連綿書が行われた。
早書きに適しているが、点画の省略がはなはだしく、楷書・行書に比べて可読性が低いため、現在では書作品以外ではほとんど用いられない。
なお、草書をさらに崩してできたのが、わが国の平仮名である。また、中華人民共和国で使用されている簡体字の中には、草書に由来する文字(&utf(20070)・&utf(21457)など)がある。
rhizome/草書.1394912398.txt.gz · 最終更新: 2014/03/18 02:41 (外部編集)