むじゅう(1226〜1312)
鎌倉時代の僧。諱は道暁、一円と号す。俗姓梶原氏。
鎌倉に生まれ、18歳のとき常陸国で出家、西国へ行き諸宗を学び、臨済宗東福寺派の円爾弁円の弟子になり、禅密兼修の僧となる。
尾張国長母寺の住持(住職)として後半生を送り、晩年まで『沙石集』、『聖財集』、『妻鑑』『雑談集』を書いた。