rhizome:歌合
歌合
うたあわせ
定義
歌人を左右に分けて、それぞれ一首ずつ詠ませ、優劣を判定する競技。
指導者的な一人の判者が優劣を判定するのが一般的だが、二人以上で判定する「共判」や、参加者で行う「衆議判」、優劣をつけない「無判」もある。
判定の結果は、勝、負、持(引き分け)のいずれかとされ、判定理由は判詞に書かれる。また、それに反論するのを「陳情」という。
歌合そのものの形式も、一般的なものだけではなく、過去に詠まれた秀歌を選んで合わせるもの、特定の個人の歌を合わせるもの、漢詩と合わせるものなどがあり、その種類は膨大である。
現存のものでは仁和元年(885年)・二年の『民部卿行平歌合』が最も古い。
電子テキスト
rhizome/歌合.txt · 最終更新: 2014/03/31 21:39 by Satoshi Nakagawa