rhizome:木簡
木簡
もっかん
定義
紙が発明される以前、または紙が高価だった時代に、筆記用に紙の代わりに使われた、薄くそがれた木の札のこと。なお、竹の場合は竹簡というが、材質以外に大きな違いはない。
中国の場合、一枚の札(簡)は長さ23cm(漢尺の1尺に相当)、幅1cm、厚さ2mm〜3mm程度で、通常一行で30字〜40字程度が入る。一枚では足りない場合は、二箇所を糸で縛り、すだれのようにした。その形に由来するのが「冊」で、古く甲骨文や金文に見られることから、この形態がいかに古いかがわかる。
下級役人を「刀筆の吏」というのは、筆記のための筆と、間違いを訂正するために木簡を削るナイフが、彼らの仕事の必需品だったからである。
スウェン・ヘディンが1901年にロプ湖の北岸で晋代の木簡121片を発見したのが最初で、それ以降現在では数万点が発見されている。
日本では、飛鳥時代のものから、各時代のものが発見されている。戦前から出土例があるが、昭和36年(1961)に平城京跡から出土して以来、全国的に発見されるようになった。
日本の場合は、漢字が伝来したときに、すでに紙が発明されていたため、官庁などの記録、文書や、手習い、落書き、荷札などが木簡の内容になっている。
参考サイト
- http://www.jianbo.org/ 簡帛研究網
- http://bamboo.lib.cuhk.edu.hk/ 郭店楚簡資料庫
- http://jiten.nabunken.go.jp/ 木簡画像データベース「木簡字典」(奈良文化財研究所)
rhizome/木簡.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 by 127.0.0.1