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夜の鶴

よるのつる

成立と内容

鎌倉時代に成立した歌論書。阿仏尼による。

冒頭によると、ある「さりがたき人」の依頼によって書かれ、同じ内容を息子の冷泉為相に伝えたもの。「さりがたき人」は、依頼を断ることができないほどの高貴な人ということだが、諸説あるものの誰かは分からない。

書名は後人が付けたもので、他に『阿仏口伝(あぶつくでん)』『夜鶴抄(やかくしょう)』などとも呼ばれる。なお、「夜の鶴」とは子を思う親心の意味で、白居易の五絃弾という詩を出典とする。

消息体で例歌を引きながら、和歌を詠むときの心得、詠みかた、参考にすべき歌集などを、分かりやすく具体的に指導する和歌入門書である。

なお、作者の阿仏尼は、藤原為家の側室であるため、藤原俊成藤原定家藤原為家などの説を伝えている。

参考文献

  • 『校注阿仏尼全集』(簗瀬一雄校注・風間書房・昭和33年)
  • 講談社学術文庫『十六夜日記・夜の鶴』(森本元子・講談社・昭和54年3月)

rhizome/夜の鶴.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 (外部編集)
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