目次

大和物語

第117段 桂の皇女嘉種に・・・

校訂本文

桂の皇女1)、嘉種(よしたね)2)に、

  露しげみ草のたもとを枕にて君まつ虫の音(ね)をのみぞなく

翻刻

桂のみこよしたねに
  つゆしけみくさのたもとをまくらにて
  君まつむしのねをのみそなく/d13r
1)
宇多天皇皇女孚子内親王
2)
源嘉種