醒睡笑 巻8 頓作
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信長公1)、堺の津へおましなされし時、蠣(かき)と、つめたと、海鼠腸(このわた)と、三色(みいろ)を進上せし、その座敷に三条殿2)御入りありて、
かきくれてふる白雪のつめたさをこのわたにてぞ寒さ忘るる
一 信長公堺(さかひ)の津へ御座なされし時蠣(かき)とつめた とこのわたと三色を進上せし其座敷に三 条殿御いりありて かきくれてふる白雪のつめたさを 此わたにてそ寒さ忘るる/n8-6r