醒睡笑 巻7 謡
<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>
「熊野(ゆや)1)に向かひ、『これは平の宗盛2)にて候ふ』と自慢して申されけれど、熊野は一向さほどに思はなんだればこそ。いや、『それはこしじ、われはまた3)』とこないたほどに」。
一 ゆやにむかひ是は平の宗盛にて候と自慢(しまん)/n7-42l
して申されけれとゆやは一向さほとにおも はなんだれはこそいやそれはこしぢわれは まだとこないたほとに/n7-43r