醒睡笑 巻6 うそつき
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七字の口伝1)。
山門2)には、「あるにまかせよ」。
三井寺3)には、「あるべきやうに」。
安居院には、「身のほどをしれ」。
いづれも同じ心なり。
東坡4)が三養、「安分以養福(分に安んじ以て福を養ふ)。緩胃以養気(胃を緩くして以て気を養ふ)。省費以養財(費を省きて以て財を養ふ)。」
一 七字の口伝 山門にはあるにまかせよ 三井寺 にはあるへきやうに 安居院には 身のほとをし れいつれも同じ心なり 東坡か三羪 安分以養福 緩胃以養気 省費以養財/n6-63l