醒睡笑 巻2 貴人の行跡
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護明僧正の母上、幼少にて別れ、つひにあはぬを恨みの歌となん、
春雨のをやみもはてぬこはいかに振り捨てられて濡るる袖かな
一 護命僧正の母上幼少にてわかれつゐにあ はぬをうらみの歎となん 春雨のをやみもはてぬこはいかに ふりすてられてぬるる袖かな/n2-14r