蒙求和歌
秦彭攀轅 暮秋
秦彭、穎川の太守として、任に赴きて、人をあはれび、国をいたはり、任を去る日、老いたる、若き、轅(ながえ)に寄りて、泣く泣く惜しみ慕ひけり。
限りありて帰る習ひはふりぬれどなほこの秋は慕はしきかな
秦彭攀轅 暮秋 秦彭穎川ノ大守トシテ任ニヲモムキテ人ヲアハレヒ国ヲ イタハリ任ヲサル日ヲイタルワカキナカヘニヨリテナクナク ヲシミシタヒケリ カキリアリテカヘルナラヒハフリヌレトナヲコノアキハシタハシキカナ/d1-29r