扶桑略記

ふそうりゃくき,ふそうりゃっき

平安時代後期の阿闍梨皇円による歴史書。30巻。

成立は記事の最後の条から、堀河天皇の時代、嘉保元年三月以降。

神武天皇から堀河天皇までの漢文で書かれた編年体の歴史書で、仏教、寺院の記載に重点が置かれている。

その素材は、六国史などの諸記録の他、僧伝縁起説話及んでいる。したがって、歴史書としての価値はそれほど高くはないが、各条の出典を明記してあるところがみられること、ところどころ皇円の意見が書かれていること、日本だけでなくインド、中国のできごとを併記してあることなどが特徴である。

【校本】