しき
黄帝から漢の武帝までの歴史書で、後の漢書以降の正史や日本の日本書紀などの 模範となった。
歴史を十二本紀(帝紀)・十表・八書・三十世家・七十列伝の130編に分けて記しており、紀伝体といわれる。
注釈書として、南朝劉宋の裴忱の「史記集解」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」、明の凌稚隆の「史記評林」などがある。
10編からなる、内容別の年表。
8編からなる、制度・文物の変遷など。
30編からなる、封建諸侯の国別の年代記。
70編からなる、個人の伝記。戦国時代以来の個人の活動を取り上げる。
個人名の伝記のほか、刺客・循吏・儒林・遊侠・貨殖などテーマ別の伝記もあり、 史記のなかでもっとも司馬遷の主観がはいったもの。
史記全体の過半をしめる。