大和物語 ====== 第123段 同じ増喜君やれる人のもとにかう詠めりけり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 同じ増喜君(ぞうききみ)((底本「そうきみ」。[[u_yamato122|前段]]の増喜君と同じと見て訂正。))、やれる人のもとに((諸本「やれる人のもとはしらず」))、かう詠めりけり、   草の葉にかかれる露の身なればや心動くに涙落つらん ===== 翻刻 ===== をなしそうきみやれる人のもとに かうよめりけり くさの葉にかかれる露の身 なれはやこころうこくになみたをつらん/d16l