大和物語 ====== 第33段 躬恒が院に詠みて奉りける・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 躬恒((凡河内躬恒))が院((亭子院・宇多天皇))に詠みて奉りける。   立ち寄らむ木(こ)のもともなきつたの身はときはながらに秋ぞかなしき ===== 翻刻 ===== 躬恒か院によみてたてまつりける たちよらむこのもともなきつた の身はときはなからに秋そかなしき/d19r