徒然草 ====== 第204段 犯人を笞にて打つ時は拷器に寄せて結ひ付くるなり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 犯人(ぼんにん)を笞(しもと)にて打つ時は、拷器(がうき)に寄せて結ひ付くるなり。拷器の様(やう)も、寄する作法も、今はわきま知れる人なしとぞ。 ===== 翻刻 ===== 封をつくることになりにけり。犯人をし もとにてうつ時は拷器によせてゆひつ くる也。拷器の様もよする作法も。今 はわきまへしれる人なしとぞ/k2-49l http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he10/he10_00934/he10_00934_0002/he10_00934_0002_p0049.jpg