[[index.html|醒睡笑]] 巻8 茶の湯
====== 17 雄長老ある寺に立ち寄りこれに数寄屋はないか・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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雄長老、ある寺に立ち寄り、「これに数寄屋はないか」。「いや、なし」との返事なり。「さには、わる茶にてもたてて出だされよ」と所望ありて後、
数寄屋あらぬお茶や昔のお茶ならぬわが身一人はうすのみにして
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===== 翻刻 =====
一 雄長老ある寺に立より是に数寄屋は
ないかいやなしとの返事なりさにはわる茶/n8-58l
にてもたてて出されよと所望ありて後
数寄屋あらぬお茶やむかしのお茶ならぬ
我身ひとりはうすのみにして/n8-59r