[[index.html|醒睡笑]] 巻8 かすり
====== 15 座頭の琵琶負うて来たるを見付けおどけ者が・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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座頭の琵琶負うて来たるを見付け、おどけ者が、「なつとの坊は、いづくよりいづくへのお通りぞ」。「藁の中に寝てから、糸ひきに行く」と。
見たところうまさうなりやこの茶の子名は唐糸((納豆の異名))といふてくれなゐ
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===== 翻刻 =====
一 座頭のびわおふて来るを見付おとけ者か
なつとの坊はいつくよりいづくへのおとをりぞ
わらの中にねてから糸ひきにゆくと
見たところうまさうなりや此茶のこ
名はから糸といふてくれなゐ/n8-39l