[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡 ====== 8 鵺を謡はせ聞きて御殿の大床に伺候しては悪しさうな・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho7-065|<>]] 鵺(ぬえ)((謡曲「鵺」))を謡はせ聞きて、「『御殿の大床に伺候(しかう)して』は悪(あ)しさうな。宵から行きてゐたほどに、『冷えて尿(しと)をして』がよからう。その子細は鵺を射たりし後、官を賜ふ時、すでに左少弁(させうべん)((少弁・小便))になされたるは」。 [[n_sesuisho7-065|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 鵺(ぬえ)をうたはせ聞て御殿(てん)の大床(ゆか)に伺候(しかう)しては   あしさうな宵から行て居たほとにひえて   しとをしてがよからふ其子細(しさい)はぬゑを射(い)   たりし後官(くわん)をたまふ時既に左少弁(させうべん)に   なされたるは/n7-37r