[[index.html|醒睡笑]] 巻6 推はちがうた ====== 6 宗祇有馬の湯に入りておはしけるに・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho6-088|<>]] 宗祇、有馬((底本表記「有間」。))の湯に入りておはしけるに、人々寄り合ひ、歌など詠み遊びしが、「ここにゐらるる旅の僧も、もし思ひ寄りたることあらば、言うてもみ給へ」と、傍若無人の作法なりし時、   音に聞く有馬の出湯(でゆ)は薬にて腰折れ歌の集りぞする [[n_sesuisho6-088|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 宗祇有間の湯に入ておはしけるに人々より   あひ哥などよみあそびしか爰にゐらるる旅   の僧も若おもひよりたる事あらばいふても   見給へと傍若無人のさほうなりし時    音に聞有馬の出湯は薬にて    こしをれ哥のあつまりそする/n6-43l