[[index.html|醒睡笑]] 巻4 そでない合点 ====== 36 夜もいまだ明けやらぬに中間たる者戸を開け・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho4-077|<>]] 夜もいまだ明けやらぬに、中間(ちうげん)たる者、戸を開け、「さても、おびたたしく雪の降りたるは」と言ふ声しけり。亭主聞き付け、「いかほど降りたるぞ」と問へば、「されば、深さは五寸ほど積もりて候ふ。幅は知れぬ」と申したり。 [[n_sesuisho4-077|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 夜もいまたあけやらぬに中間たる者戸を   あけさてもおびたたしく雪のふりたるはと/n4-49l   いふ声しけり亭主聞つけ如何程ふりた   るそととへばさればふかさは五寸ほとつもり   て候はははしれぬと申たり/n4-50r