[[index.html|醒睡笑]] 巻4 そでない合点 ====== 7 奉公をつかまつらんと言ふ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho4-048|<>]] 「奉公をつかまつらん」と言ふ。「何も能はなきかや」。「鼓の胴を継がん」と言ふ。「それは難波がかりか、千草がかりか」と問ふに、「されば、私(わたくし)、箸を削り参らするに、中は細くて、両の端が太うござ候ふほどに、大略(たいりやく)は鼓の胴をも継がんや」と申されし。 [[n_sesuisho4-048|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 奉公を仕らんといふなにも能はなきかや鼓の   どうをつかんといふそれは難波かかりか千草   かかりかととふにされは私(わたくし)箸(はし)をけつりまいら   するに中はほそくて両の端(はし)かふとふ御座候   ほとに大略(りやく)はつつみのとうをもつかんやと申/n4-38r   されし/n4-38l