[[index.html|醒睡笑]] 巻1 落書
====== 23　いつのころかとよ日吉大夫山城のといふ所にて勧進能ありつるに・・・ ======

===== 校訂本文 =====
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いつのころかとよ、日吉大夫(ひよしだいふ)山城の「へたがつぼ」といふ所にて、勧進能ありつるに、うち続き雨降りけるを、

　　能はただ上手(じやうず)と聞けど下手がつぼ日吉(ひよし)といへど雨は降りけり

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===== 翻刻 =====

  一　いつの比かとよ日吉大夫山城のへたがつぼと
  　　いふ所にて勧進能ありつるにうちつつき
  　　雨ふりけるを
  　　　能はたた上手ときけと下手かつほ
  　　　日吉といへと雨は降けり／n1-31l