[[index.html|伊勢物語]] ====== 第118段 昔男久しく音もせで忘るる心もなし参り来んと言へりければ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[sag_ise117|<>]] 昔、男、久しく音もせで、「忘るる心もなし。参り来ん」と言へりければ、   玉葛(たまかづら)はふ木あまたになりぬれば絶えぬ心の嬉しげもなし [[sag_ise117|<>]] ===== 翻刻 ===== むかしおとこひさしくをともせてわす るるこころもなしまいりこんといへり けれは/s120r   玉かつらはふ木あまたになりぬれは   たえぬ心のうれしけもなし/s120l https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/200024817/120?ln=ja