[[index.html|古今著聞集]] 魚虫禽獣第三十 ====== 715 大津馬の雨の降りたる日粟田口の大道を通りけるに・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 大津馬の、雨の降りたる日、粟田口の大道を通りけるに、道悪しくて、葦毛なる馬、泥形(どろかた)になりたりけるを見て、縁浄法印((花山院の粟田口殿の山守。[[s_chomonju445|445]]参照。))詠み侍りける、   白馬(しろうま)は泥形にこそなりにけれ土あしげとやいふべかるらん ===== 翻刻 ===== 大津馬のあめのふりたる日あはたくちの大道をとを りけるにみちあしくてあしけなる馬とろかたに なりたりけるを見て縁浄法印よみ侍ける  しろ馬はとろかたにこそなりにけれつちあしけとやいふへかるらん/s555r http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/555