[[index.html|古今著聞集]] 哀傷第二十一 ====== 461 二条院かくれさせ給ひて中納言実国卿白河宮に参りて見参らせけるに・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 二条院((二条天皇))かくれさせ給ひて、中納言実国卿((藤原実国))、白河宮に参りて見参らせけるに、故院にあさましく似参らさせ給ひたりければ、あはれに覚えて、次の日、前左衛門督公光卿((藤原公光))のもとへ申し送りける、   みしまえのたづのけしきぞなつかしき慣れし雲居に思ひなされて ===== 翻刻 ===== 二条院かくれさせ給て中納言実国卿白河宮にまいり て見まいらせけるに故院にあさましく似まいらさせ給 たりけれはあはれにおほえてつきの日前左衛門督公光卿 のもとへ申をくりける  みしま江のたつのけしきそなつかしきなれし雲井に思なされて/s363r http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/363