[[index.html|古今著聞集]] 相撲強力第十五 ====== 370(序) 相撲は最手占手あるいは左あるいは右・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 相撲は、最手(ほて)・占手(うらて)、あるいは左、あるいは右、みな強力の致すところなりといへども、また取手のあひ遮ることあるにや。昔は禁中にてその節(せち)を行なはれ、諸国に強力の者を尋ね召されけり。 安元(高倉((高倉天皇)))より以来絶えて、その名のみ聞く。口惜しきことなり。 ===== 翻刻 =====   相撲強力第十五 相撲は最手占手或は左或は右皆強力之致所也と いへとも又取手の相遮事あるにや昔は禁中にて 其節をおこなはれ諸国に強力の物を尋めされけり (高倉)安元より以来絶て其名のみきく口惜事也/s271l http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/271