[[index.html|古今著聞集]] 孝行恩愛第十 ====== 307 師能弁漢書の文帝紀置き失ひて歎き思ひけるに・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 師能弁((源師能))、漢書の文帝紀置き失ひて、歎き思ひけるに、先親春宮大夫(師頼)((源師頼))、夢の中にかの書のあり所を告げられたりけり。次の日、その所より求め出だして侍りけり。あはれなることなり。 ===== 翻刻 ===== 師能弁漢書の文帝記をき失てなけき思けるに先親春 宮大夫(師頼)夢の中に彼書のあり所を告られたりけり 次日其所より求出して侍りけりあはれなる事也/s212l http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/212