[[index.html|古今著聞集]] 管絃歌舞第七
====== 261 堀河院の御時節会に常よりも急ぎ入御ありけるを・・・ ======
===== 校訂本文 =====
堀河院((堀河天皇))の御時、節会に常よりも急ぎ入御ありけるを、人々あやしう思ひけるほどに、御膳宿(おものやどり)の方にて、立楽(りふがく)の時になりて、皇帝(わうだい)を吹き出ださせおはしましたりけり。めづらしくいみじかりけることなり。
かの右府の記しおかれたるとかや((藤原宗忠『中右記』か。))。尋ぬべし。
===== 翻刻 =====
堀川院御時節会に常よりもいそき入御ありけるを
人々あやしう思ひける程に御膳宿の方にて立楽の時に
なりて皇帝を吹出させおはしましたりけりめつらし
くいみしかりける事也彼右府の記しをかれたるとかや
尋へし/s174r
http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/174