====== 題詠 ====== だいえい あらかじめ設けられた題に即して[[和歌]]を詠むこと。 作者の体験や感興とは切り離されて、題に基づいた観念的世界を形成する。 [[万葉集]]にははっきりとそれと分かるものはなく、[[平安時代]]に[[漢詩]]の詩題の影響によってはじまり、[[屏風歌]]や[[歌合]]の隆盛とともに発達した。平安後期以降は和歌作法において重要なテーマとなった。