====== 民俗学 ====== みんぞくがく ===== 定義 ===== 歴史学が文献を中心として歴史を究めるのに対して、文献に書かれない歴史を、[[民間伝承]]や風俗、習慣など、現代まで通じるものから究めようとする学問。 したがって、歴史学が支配階級が中心となるのに対して、民俗学では[[常民]]が歴史の中心になる。 日本の民俗学はイギリスのフォークロア(Fork-lore)やドイツのフォルクスクンデ(Volkskunde)の影響を受け、柳田国男が日本民俗学を提唱したことに始まるが、その萌芽としては[[近世]]の[[随筆]]にある。 この民俗学の成果を利用する[[方法論]]を民俗学的方法という。 ===== 参考 ===== ==== 参考サイト ==== * 南方熊楠 * http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person93.html 青空文庫「作家別作品リスト:南方熊楠(電子テキスト) * 柳田国男 * http://homepage1.nifty.com/yanagita/ 柳田国男の会 * 折口信夫 * http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person933.html 青空文庫「作家別作品リスト:折口信夫(電子テキスト) * 宮本常一 * http://www.towatown.jp/database/ 宮本常一データベース ==== 辞典類 ==== * 民俗学辞典(財団法人民俗学研究所編・東京堂・昭和26年1月) * 日本民俗辞典(大塚民俗学会編・弘文堂・昭和47年2月) * 綜合日本民俗語彙1〜5(財団法人民俗学研究所編・平凡社) * 日本各地で口語として使用される言葉の意味と用法、使われる地域、語源などの考察をまとめたもの。 * 新版絵巻物による日本常民生活絵引(渋沢敬三、神奈川大学日本常民文化研究所編・平凡社) * [[絵巻]]に見られる常民の風俗・習慣などを切り出して、索引で引けるようにしたもの。 ==== 全集など ==== * 定本柳田国男集(筑摩書房) * 折口信夫全集(中央公論社)