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- 巻5第14話(50) 人の感ある和歌の事
- いかなる子細かありけん、おぼつかなし。 一、後嵯峨の法皇((後嵯峨天皇))の御熊野詣でありける時、伊勢の国の夫(ぶ)の中に、本宮の音無川といふ所に、梅の花の盛りなるを見て、詠みける、 音無しに咲き... wh=-1877%2C343%2C5841%2C3451 一 後嵯峨ノ法皇ノ御熊野詣有ケル時伊勢ノ国ノ夫 ノ中ニ本宮ノ音無川ト云所ニ梅ノ花ノ盛リナルヲ見テ読ケル ヲトナシニサキ初メケル
- 巻8第11話(104) 天狗の人に真言を教ふる事
- はぬぞ」と言うて、「法師ばら、参り候へ」とて、堂の中にて、遊び舞踊りて、暁、山へ帰り登りにけり。 伊勢国のある山寺に、如法経を行ひける僧どもの弟子の児、いづちともなく失せて見えざりけるが、一両日過ぎて、... =0&s=0&cv=302&r=0&xywh=-903%2C-1%2C6967%2C4142 伊勢国ノ或山寺ニ如法経ヲオコナヒケル僧トモノ弟子ノ 児イツチトモナク失テ見ヘサリケルカ一両日過テ堂ノ
- 巻1第1話(1) 太神宮の御事
- 神宮の御事 ====== ===== 校訂本文 ===== 去(さん)ぬる弘長年中に、太神宮((伊勢神宮))へ詣でて侍りしに、ある神官((底本「神宮(ジングウ)」。諸本により訂正。))の語りしは、
- 巻1第2話(2) 笠置解脱房上人、太神宮参詣の事
- 、菩提心祈請のために、八幡((石清水八幡宮))に参籠す。示現に、『わが力にはかなひがたし。太神宮((伊勢神宮))へ参りて申し給へ』と、夢の中に御告げありて、道の様(やう)くはしく教へさせ給ひけり。 さて