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- 10の41 伊勢物語には二条后につかふまつる男同じく女の候ふを・・・
- 十訓抄 第十 才芸を庶幾すべき事 ====== 10の41 伊勢物語には二条后につかふまつる男同じく女の候ふを・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 『伊勢物語』には、二条后((藤原高子))につかふまつる男、同じく女の候ふを、見かはして、よばひけれども、つ... あひにけり。 かくはいへども、まことは后のこととぞ。 ===== 翻刻 ===== 四十四伊勢物語ニハ二条后ニツカフマツル男同ク女ノサフラフ ヲ見カハシテヨハヒケレトモ、ツレナカ
- 1の54 伊勢物語にいはく右近馬場のひをりの日・・・
- 十訓抄 第一 人に恵を施すべき事 ====== 1の54 伊勢物語にいはく右近馬場のひをりの日・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 伊勢物語((『伊勢物語』99段))にいはく、 右近馬場のひをりの日、向へに立ちたりける車に、女の顔の下簾(したすだれ)より透きて、ほのかに見えければ、中将なりける男の詠みてやりける、 見ずもあらず見も... くはしくは、かの口伝((『俊頼髄脳』を指す。))に見ゆ。 ===== 翻刻 ===== 伊勢物語云右近馬場ノヒヲリノ日ムカヘニ立タリケ ル車ニ、女ノカホノシタスタレヨリスキテホノカニ見エケ